2006年11月13日

世界まる見え!テレビ特捜部(6)

 今日(11月13日)の「世界まる見え! テレビ特捜部」の「ザ・ベスト」のコーナーで放送された、「自然の王国:危機に瀕したシャチ(KILLER IN PERIL)」は、私が翻訳しました。(^^;

 アメリカ西海岸に、群れからはぐれて迷子になった赤ちゃんシャチが現れた。常に群れで行動するシャチの子供が単独で生き延びることは不可能。実際、彼女は病気にかかって段々弱っていっていることが分かった。というわけで、多くの人々が彼女の救出に立ち上がった、という話でした。
 今日の放送では、赤ちゃんシャチの名前「スプリンガー」は、「元気に飛び跳ねて欲しいという願いから名付けられた」と言っていましたが、今、私が訳したオリジナル版を見直したところ、迷子になる以前に、既にこの名前が付けられていたようです。(^^;


[放送でカットされていた部分に出てきた小ネタ(^^;]

・シャチは獰猛なハンターで、泳いでいてうっかり岸から離れてしまったクマやヘラジカさえも襲うことがある。

・シャチには天敵が居ないにも拘わらず、その個体数は減少傾向にあり、特に若いシャチが多く死んでいることが分かっている。原因として、PCBによる海洋汚染の影響が指摘されている。(PCBの使用はカナダやアメリカでは20年以上前に禁止されたが、簡単に分解される物質ではなく、また、ロシアなどではいまだに生産が続けられているため、現在も影響が続いている)

・シャチは一生、生まれたグループから離れずに過ごす。彼らは近親交配を避けるため、グループ内のメスは必ず、他のグループのオスと交尾する。これは、いわゆる「一夜限りの関係」で、交尾したオスは、グループ入らずに去って行く。メスは、自分の娘たちが気づかずに父親と性交渉を持ってしまうのを避けるため、敢えて老年のオスと関係を持ちさえする。ということが最近になって分かってきた。

・スプリンガーに使われた虫下しの薬は、ウシやウマに使われているのと同じもので、特にシャチ用に作られたものではなかった。


[オリジナル版にも出てこなかった小ネタ]

・シャチの背ビレは指紋のようなもので、その個体特有の切り傷や擦り傷がある(←ここまでは番組で説明していた)。切り傷や擦り傷は、時間と共に増える可能性があるため、調査の間隔が空き過ぎると正確な識別が困難になる。
 それで、海棲哺乳類研究者ジョン・フォード博士等は、30年以上に渡ってずっと調査を続けている。
posted by よし at 22:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 映像翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この、スプリンガーの帰還についての本が、日本で出版されています。
「Wee a wu カナダ、ハンソン島、オルカ日記」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=997968142X
Posted by springer at 2006年11月18日 00:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック